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不妊治療と日々の出来事が中心の不定期更新ブログ。


by ume-oa
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なんだか複雑。

前々から「予感」はしていましたが…

旦那の従兄弟のお嫁さん(私とタメ)が、二人目を妊娠している事が判明しました。
なーんか「もしかしたら」って感じがしてたけど、ホントにしてるとは…。
私の予感、恐るべし!!
私より1年半くらい遅く結婚したのに、もう二人目。
できるところにはやっぱりポンポンできるんだねぇ。

私の中の小さな命が消えた頃、その子には新しい命が芽生えてたんだと思うと、複雑でやりきれない思いがします。
今は家族ぐるみで仲良しだし、二人で遊んだりもするけど、「よかったね」と心から言えてたかと言われれば「NO」だと思います。おめでたく思う気持ちもないわけではないけど、わが子をなくしてやっと一月経とうかという時期なので、正直微妙でした。
私、どんな顔して「よかったね」って言ってたんだろ。ひきつってなかったらいいけど…。

それともう一点私を複雑な気分にさせたのは、その子が第2子の妊娠を大して喜んでない事。
多分それが「当たり前」なんだろうな。
それに不安そうな感じが一切ないのも、羨ましいやらなんやら…。
なんの罪悪感もなくタバコを吸ってるのが「妊娠したら産まれるのが普通でしょ?」って言ってるようで、せつなくなりました。

翌日、その夫婦から「みんなで(その夫婦の両親も、うちの旦那の両親も)一緒にご飯食べよう」とお誘いがあったけど、旦那がやんわり断ってくれました。
「二人目おめでとう♪」ってお祝いのご飯会だろうに、なんでうちらを呼ぶんだろ。
別にもう立ち直ってはいるけど、こんなすぐに「妊娠おめでとう」の空気の中にいるのはきつい。
身近な人だけに、一層なんともいえない感じでした。


その日はちょうど赤ちゃんが旅立って一月経った日だったので、私達は二人で「追悼式」と称してご飯を食べに出かけました。
そして旦那といろいろと話し合いました。
妊娠することの難しさ、妊娠を継続させる事の難しさ、無事出産まで至る事の難しさ…。
お互い治療や流産を経験して、より一層命を授かる事、わが子に出会う事の難しさやすばらしさを実感したような気がします。
決して後ろ向きではなく前向きにですが「私達だけは、この子を授かった喜びや失った悲しみを忘れずにいよう」と新たに思いました。
by ume-oa | 2007-03-27 12:38 | 思う事